「仕事探しで履歴書を配り歩いてるけど、なかなか決まらない」
「レジュメ渡したら、すぐに店を出てしまう」
という人にむけてこの記事を書きます。
こんにちは。
現在 ニュージーランド・ウェリントンのカフェで、バリスタとして働いているtabikuraです。
オーストラリアのメルボルンで10店舗のカフェで勤務し、上の写真のカフェでは勤務し始めて6ヶ月以上経ちますが、日本人を含めて、様々な国の人がレジュメを渡しにカフェに立ち寄って行きます。
少し緊張気味な人、すごくフレンドリーな人、めっちゃアピールする人、レジュメだけ置いたら逃げるように出て行ってしまう人、色んな人を見てきました。
そうすると、「この人いいなぁ、一緒に働きたいなぁ」と思ったり、
もしくは、「ぁ、この人は雇われないだろうな」と直感でわかってきたりします。
そこで今日は、「一緒に働きたいな」と感じる人がどういう傾向にあったのか、働いている側からの視点で記事を書いてみたいと思います。
1. マネージャーだけでなく、誰とでもコミュニケーションをとる人
"マネージャーとだけ話をして、レジュメを渡したらパーっと出て行ってしまう人"
こんな人がいますが、もったいないなあといつも思ってしまいます。
なぜなら、マネージャーが「さっきの子どう思う?」とスタッフに意見を求めたり、逆にスタッフが「さっきの子すごく良い感じだったよ!トライアルしようよ!」とマネージャーにプッシュすることは本当によくあることだからです。
特にカフェはホスピタリティーの仕事です。
ちょっとした短いやりとりの中で、その人がお客さんにどういう対応をするのかを想像してしまいます。
緊張してしまうのは、本当によくわかります。誰でもそうです。
でも敷居をまたいだ瞬間から勝負は始まっていると思って、あなたという人柄を知ってもらうためにも、マネージャーだけではなくて、色んなスタッフと話をしてみると、思わぬところにチャンスが転がっていたりします。
「How are you? You guys are busy today?」
「It's beautiful outside isn't it?」
「How long have you been open here for?」
とかなんでもいいので、ぜひ色んなスタッフに話し掛けてみましょう:)
2. うちのコーヒーを飲んで、感想を伝えてくれる人
コーヒーを飲んでからレジュメ渡されるのと、コーヒー飲まずにレジュメ渡されるのとでは、心象は少し変わります。
その点で、コーヒーがどれくらい好きなのか、カフェが良いと思って応募してきているのか、そのへんの"本気度"が少し伝わりますよね。
これはレストランなどでも同じじゃないかなと思います。
また、お客さんからのポジティブなフィードバックは、働く側ににとっていつも良いものです。
例えば、「Thank you for the beautiful coffee. I really enjoyed it. By the way, I'm looking for a job now..」と話を切り出すのも、良い方法ではないでしょうか。
3. 経歴・状況を口頭で説明する人
現在の状況・経歴を口頭でしっかり説明する人は好印象なことが多いです。
「レジュメを見ればわかるでしょ」と思うかもしれませんが、自己紹介は常に良いコミュニケーションのきっかけになりますし、口頭で伝えてくれたほうがこちら側も頭に入りやすいのです。
最近トライアルすることになったバリスタは、
「コーヒー美味しかったよ。スペインで○○年バリスタしてたんだけど、先週ウェリントンについて、いま仕事探してるんだ。ワーホリビザなんだけど。」
と話し掛けてきてくれたスペイン出身の人でした。
"コーヒーの感想 + 経歴 + 状況 + どれくらい長く働けるのか"
が一発でわかって、とても印象が良く、「オーナーにどう思う?」と聞かれた際に、ぼくは彼をちゃんとプッシュできました。
まとめ
以上が、働く側から見て「一緒に働きたいな」と感じる人の特徴です。
共通していることはコミュニケーションがきちんととれることだと思うので、やはり渡航前に英語の準備をすることは大切だとは思います。
ただ、ボロボロの英語でも自己紹介をしっかりして、何よりも笑顔を忘れなければ、働き者として認知されている日本人が雇ってもらえるチャンスは大いにあります。