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ワーホリ×バリスタ×英語×コミュニケーション

苦労する職場での「価値観の違い」、理解してもらえない「仕事へのこだわり」。その"こだわり"は本当に必要なのか?

 


「仕事へのこだわりが強くて、同僚に理解してもらえない」

「仕事場で同僚と価値観が合わない。理解できない」

 

という人に読んでもらいたい記事です:)


 

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こんにちは。

ニュージーランドウェリントンのカフェでバリスタをしているtabikuraです。

 

オーストラリア、ニュージーランドと海外でバリスタとして働き始めて1年半がたち、

12ヶ所のカフェでの勤務を経験してきました。

 

本当に、様々な国の人々と仕事をしました。 

 

そんな環境のなかで、仕事における「自分のスタイル・らしさ」「仕事へのこだわり」みたいなものが、ぼんやりと見えてきました。

 

しかし、それら「こだわり」は時として、生まれた国も、文化も、価値観も違う同僚には理解されず、ささいな言い合いの原因にもなったりします。

 

 

「なんでわからへんねん」

「そうじゃないやろ」

と最初は腹が立っていましたが、

 

 

最近では「これは重要なことじゃないな」と判断できたことは、「これは自分が好きだからやってる」または「思い切ってやめる」という風に考えるようになりました。

 

すると、同僚とのいざこざも減り、余計なストレスも減りました。

 

仕事にはこだわらなければいけないこと、こだわらなくてもいいことがあります。

今回はその必要/不要の線の引き方を自分の経験からシェアしたいと思います。

 

 

「こだわるべきこと」と「こだわらなくてもいいこと」の線引きはどこ?

 

この"線引き"に対する一つの答えを述べると、

自分の目の前にある仕事が重要であるかどうかは、オーナー(雇用主)や同僚、お客さんがそれを求めているのかどうか、その点だけです。

 

例えば、

"80点の仕事をオーナーや同僚、お客さんが期待している状況で、95点の仕事を提供する"

とします。

 

この"+15点"、一見相手の期待値を大幅に上回っている点で良さそうに見えます。

そこを評価してくれる人もいるでしょう。

 

しかし、80点で本来みんな大満足なわけです。

+15点にかけた「手間」や「時間」は、あってもなくても良い部分なので、「過剰品質」となります。

 

これをカフェの場面で考えると、コーヒーマシン周りがいっつもピカピカでキレイなバリスタがいれば、すこし散らかり気味のバリスタもいます。

 

ぼくは"いつもピカピカでキレイであればあるほど良いに決まっている"という考えですが、

海外のカフェのオーナー、バリスタやお客さんには「ちょっとくらい散らかっていてもOK」なお店はいくらでもあって、ぼくの労力は過剰品質、つまりあってもなくてもいい部分になることがあります。

 

 

「必要」の定義とはなにか?

 

「いやいや、そんなことはない。プロはプロらしくあるべきだし、飲食店にはピカピカな環境が必要だから、みんな努力するべきだ」

と思った方もいるかもしれません。

 

では「そもそも必要の定義とは何なのか」を考えてみます。

 

まず辞書をひいてみました。 

 

必要の意味

なくてはならないこと。どうしてもしなければならないこと。

必要(ひつよう)の意味 - goo国語辞書

 

「なくてはならない」を考えると、足し算、足し算で考えてしまいがちですが、

逆に考えて、「それをしなかったらどうなるか」を考えることで、必要と不必要の線が見えてきます。

 

それをしなかったり、それがなかったりしたときに想定される、目標未達幅やネガティブな事象の深刻さが必要・重要性の指標になります。

 
「カフェのコーヒーマシンまわりがピカピカでなかった場合」をお客さんの立場から考えてみると、例え少しだけ散らかっていたとしても、衛生面で問題がない限りは別に大丈夫だと言う人が大半だと思えます。
 
 

「何を、どこまでするか」は環境によって求められる度合いが違う

 必要・重要性の度合い。
「なにを、どこまでするのか」は、オーナーが掲げるコンセプト/お客さんの期待値によって異なります。
 
つまり、自分が「譲れない」と思っていること、先ほどの"バリスタがコーヒーマシンまわりを常に超キレイにすること"が、ある環境ではオーナーからもお客さんからも80点以上は"必要"とされていないのならば、やっぱりそれは過剰品質になってしまうのです。
 
 
 

それでも「こだわりたいこと」がある場合はまずは"伝える"

「じゃあそういった自分が大切に思っているけれど理解されないことは無駄だからやめるべきなの?」

と言われたら、そういうことでもないと思います。

 

自分が大切だと思っているけれど、周りの人間はそんな気にしてない場合でも、

単純に「その価値に気づいてないだけ」ってこともありますし、

そのちょっとした+αが自分らしさだったりするわけです。

 

なので、まずは自分が大切にしたい考え・価値観をオーナーに伝えましょう。

その話し合いの中で「自分たちは何を、どれだけやるべきなのか」を再確認することができます。

 

言葉にしなければ何も伝わりません。

でも、日本人もニュージーランド人も、相手に自分の考えや価値観を伝えもせずに、怒っちゃう人が多すぎると感じます。

 

ぼくもそういう傾向があるので気をつけているのですが、歩んできた歴史も見てきたものも違う相手に、きっと期待しすぎなんですよね。

 

 

伝えて理解されないなら、「好きだからやっている」と考える

 

伝えて理解してもらえれば一番良いのですが、理解されないこともやっぱりあります。

 

そんなときは「相手にも同じことを期待すること」を諦めます。

 

「こうしてくれたら自分は嬉しい」とか「こうだったらお客さん喜ぶかもね」という風に定期的に伝えたりはしますが、相手が納得しなければ、それ以上しつこく言わないようにしています。

 

そしてその+αが、仕事に支障をきたさない範囲のことならば、「自分が好きだからやっている」と思って、他人にその価値観を押し付けることもなく、たんたんと行えばいいと思うのです。

 

逆に"その+αにこだわること"で仕事を遅らせているのなら、程度を軽くするか、いっそ諦めてしまったほうがいいのではないでしょうか。

 

 

どうしても譲れないのならば、環境を変える

ただし、「自分が絶対に大切だと思うこと」がその職場では「必要ではない」とされていて、どうしても譲れない。ストレスだ!というのなら、その価値観を"必要"としている環境へ移るのも一つの手だと思います。

 

また、「これは絶対にアウト」「仕事としてありえない」というレベルのことは声を大にして言うべきでしょうし、そういった職場はそもそものコンセプト・価値観がよろしくないこともあるので、そういうときは環境を思い切って変えてしまうほうがいいです。

 

 

+αにこだわることよりも大切なことは、ニーズを理解すること?

 

ぼくはコーヒーマシン周りが最低でも80点くらいでキレイじゃないと落ち着かないバリスタですが、

一方で同僚は70点のキレイさでも全然気にせず働いて、そのかわりにお客さんとビックリするほどたくさん話をして、お店のファンになってもらうことを大切にしているバリスタです。

 

そしてお客さんをよりハッピーにしてるのは、コミュニケーションを一番に大切にしている同僚なんですよね。

これは間違いない事実です。

 

つまり+αにこだわることよりももっと大切なことは、雇用主やお客さんが求めているニーズを理解して、そこにもっとフォーカスすることではないのかということです。

 

ニーズのある中に"強いこだわり"を持つことができれば、オーナーも、お客さんも、自分も、みんなハッピーですからね:)

 

 

まとめ  


・仕事にはこだわるべきこと・こだわらなくていいことがある

・「こだわるべきこと」「こだわらなくていいこと」の線引きは周りが"必要"としているかどうか

・"必要"とはそれ以下だと困るけれど、それ以上はいらないこと

・自分が大切だと思うことが職場に"必要"とされていなくても、まずは伝えてみる

・伝えて無理なら、仕事に支障がでない範囲で「自分が好きだから」やるか、諦める

・どうしても譲れないなら環境を変える

・+αにこだわることよりも大切なのは、ニーズを理解し、そこにフォーカスすること


 

 

今回色々と書きましたが、今回の「過剰品質」の話は"実践!タイムマネジメント研修"から引用しました。

 

この本を読んだことで自分の1日の中の"無駄"に気づき、時間の使い方を見つめ直すきっかけになりましたし、

何よりも仕事で生まれる「過剰品質」の話はすごく納得がいきました。

 

「人それぞれ得意・不得意はあるので、お互いカバーできればいいのでは」という意見もあると思いますが、ぼくはニーズを満たしてこそビジネスはまわるのではないかという考えなので、自分の仕事にどれほどのニーズがあるのかを常に考えることは大切だと思います。

 

以下、自分に刺さった文章と本のリンク貼っておきます。

 

過剰品質
相手のために、良かれと思って様々な工夫をするが、それらの工夫が
相手の成果を高めることに役立たなければ
それは客観的には単なる無駄以外の何物でもない

 

創意工夫の努力やプラスアルファを否定しているわけではない。
ただ、的を外したところでプラスアルファを加えても、それは自己満足に過ぎない。

 

そうではなく、仕事の目的や要件、ニーズを的確にとらえて、そこでしっかりと価値を出そうという話。

 

先ほどもお話ししたとおり、自己満足でできることをやるのではなくて、やるべきことをやる。 

 

 

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今日は以上です。

 

 

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