先日、"初心者がオンライン英会話を始めるなら、まず自己紹介文のカンニングペーパー(以下カンペ)を作るのがいい"という記事を書いた。
今日はそのカンペの作り方を説明する。
ぼくがオンライン英会話初心者のときにカンペを作ったステップは
①日本語で自己紹介文を書く
②英語訳をネットで調べる
③できた自己紹介文をLang-8に載せて、添削してもらう
④より自然な表現の文章に近づいたら、それでカンペ完成!
という流れだ。
具体的に1つずつ説明していく。
①日本語で自己紹介文を書く
まずは、自分が日本語で自己紹介をするなら、どんなことを相手に伝えたいのかを、想像力をフルに働かせて考える。
ぼくの場合、いきなり英語で考えようとすると思考が固まってうまくいかなかったので、必ず日本語で自己紹介をしているイメージをまずは膨らませていた。
ぼくが日頃レッスンを受けているDMM英会話での自己紹介なら、
①名前
②住んでいる場所
③普段している仕事(とその内容)
④趣味、時間があるときにしていること
(⑤なぜ英語を勉強しているのか)
をざっくりと伝え合うことが多い。
自己紹介に決まりはないので、自分が好きなことを言えばいいし、言いたくないことは言わなくていい。
ただ、④の"趣味の話"、⑤の"英語を勉強している目的"を具体的に話せると、話も広がりやすいので、一度じっくり考えてみると良いと思う。
新しい講師とのレッスン時、ぼくは
④「趣味は旅行、読書、映画観賞、友達と飲みに行くこと、お気に入りのカフェで美味しいコーヒーを飲むこと」
⑤「世界一周をする予定だから。英語が話せたら旅がもっと面白くなると信じてるから。」
をだいたい毎回伝えている。
②英語訳をネットで調べる
日本語の自己紹介文が完成したら、次はそれらを英語に翻訳する作業に入る。
「趣味は読書です」の英語訳を調べたければ「趣味 読書 英語」とgoogleで調べる。
すると「趣味は読書です」「読書が大好きです」とかの英語訳がたくさんでてくるので、"自分の言いたい表現っぽいなー"とか、"この表現よく目にするなー"というのをコピーして、自分のカンペに貼っていく。
「友達 飲み 英語」などのように文章をブツ切りにして検索すると目当ての文章に出会いやすいが、検索結果がイマイチなら「友達と飲みに行く 英語」のように文章の塊で検索してもいい。
とりあえず「英語」という単語を一緒に入れて検索をかけたら、だいたいの英語文は見つかるので、どんどん検索して、ツギハギの自己紹介文を作っていこう。
それすらも面倒なら、Google翻訳を使うのもいいと思う。
時々トンチンカンな翻訳をすることがあるが、文章を短くしたり、主語述語をしっかり明確にして翻訳すると、案外まともな英語文にしてくれる。
③できた自己紹介文をLang-8に載せて、添削してもらう
さて、そうやってツギハギの自己紹介文ができたら、その文章をLang-8でネイティヴに添削してもらい、自然な表現に近づけてもらうといい。
Lang-8ってなんぞや!?というと、
Lang-8は全ての言語学習者のための、相互添削型SNSです。
あなたが学習中の言語で文章を書くと、その言語を母国語とするユーザーが添削をしてくれます。
Lang-8ホームページより
というもの。
簡単にいうと、"英語"を勉強したい言語に設定し、英語で文章を書いて投稿すると、ネイティヴがより自然な英語に直してくれるというサービス。
ただし、一方的に添削してもらうというのは難しい。
こちらも誰かの文章を添削をしてあげることで、自分の文章を添削してもらいやすくなるという"Give and Take"システムなので、自分の要望を叶える前に、まず誰かの日本語文章を添削してあげるといいだろう。
④より自然な表現の文章に近づいたら、それでカンペ完成!
さて、そうやってできた自己紹介文のカンペは、かなり自然なものに出来上がっているはずだ。
それをオンライン英会話でチラチラ見ながら読んでいれば、そのうちカンペを見ずに自己紹介ができるようになる。
また、もし他にもっと話したいことができれば、同じ手順を踏んで、どんどん話せることを増やしていけばいいと思う。
ポイントは、自分に関係する英会話文をどんどん覚えること。
あまり関係のない、使わない単語や文法を覚えるのは非効率だ。
最初はこれを徹底することで、早く英語が上達し、話せるようになっていく。
以上がtabikura流のカンペの作り方だ。
正しく努力すれば英語は誰でも身につけることができる
偉そうなことばかり言っているが、ぼくの英語歴は本当に浅い。
中学生のときに高校受験を失敗し、
大学受験は受験勉強が嫌で指定校推薦に逃げ、
大学の4年間は経済学部で、体育会系の部活動をすることに明け暮れ、出席しなくてもいいような授業しかとっていないような学生だった。
そして消防士を3年間をやっていただけの、英語とは無縁の人生を送ってきた。
そんなぼくが、日本にいながら、上記に紹介した学習方法を1年間続けたことで、簡単な世間話なら誰とでも話せる英語力を身につけることができたのだ。
だから、正しい努力と継続をすれば、必ずこれを読んでくれているあなたも英語を話すことができるようになる。
そして毎日英語学習をしていると、"英語を勉強しなきゃ何か落ち着かない"と感じる日がそのうち来るので、その感覚に至るまで1分でも毎日毎日英語を勉強しよう!
それでは、今日はこのへんで!
Twitter(@tabikuralog)もよろしくね。