「ところで、tabikuraくんて年いくつなんですか?」
「27歳です」
「ぇ、今年で?今年で27?」
「そうっすよ!え、まさかー⁈」
「え、おれもおれも!なんや!タメかよー!」
「まじでー!いえーい!」
ハイタッチぱっちーーん☆
これほど大げさなものではないかもしれないが、初対面の特に若い日本人との間でしばしば起きる、多かれ少なかれ盛り上がること請け負いの同い年トーク。
これは年齢の大小で上下関係が決まらない欧米人との間ではまず理解されない文化なので、盛り上がることを期待して話すのはやめておいたほうがいい。
ネットでアメリカ人がそう言っている情報を目にしたことがあり、それを裏付けるかのように、欧米人との会話の中で相手が同い年と判明しても「ぁ、そうなんだ」程度で特に盛り上がった試しがなかったので「まあそれが海外のカルチャーなのか」と、欧米人とのコミュニケーションにおいて、年齢が話題に出てもいちいち反応しないようにしていた。
ところが先日、ノルウェー人男性と飲んでいた際に、まさにその同い年トークで一盛り上がりあったものだから、「おぉ、君イケる口なのか!」と少しビックリしてしまった。
ゲストハウスのリビングで知り合った彼の名はルーカスといい、南米を一人旅中に出会った同郷の女性とそのままゴールインしたハンサムで、日本にはそのハネムーン旅行(3ヶ月)の道中で寄ったのだそうだ。
最終目的地はモルディブのビーチだというのだから、本当に羨ましい。(切実に)
話の流れはこんな感じだった。
「tabikuraはいくつなの?」
「6月で27歳になったよ。」
「てことは89年生まれ⁈」
「そうそう」
「Wow! まじかよ!俺もだよー!カンパイ!!!」
「お、おおっ、かカンパーイ!」
戸惑いつつグラスかっちーーーーーーーーん☆
どんなことにも例外はあるということなのだろうか。
それともルーカスが89年生まれに特別な思い入れがあるのか、ノルウェーの文化なのか。
そのことを聞きそびれてしまった今となっては知る由もない。
どーなんだルーカスルーカス。
モルディブは楽しんでるのかルーカス。
しかし思うにきっとルーカスが例外なので、やはり欧米人とは同い年トークで盛り上がることに期待しないほうがいいとぼくは思う。
ちなみに、韓国人の男性は年齢をすごく気にする人が多いから、そのタメトーーーークは期待できるかもしれない。
他国の年齢トーク事情知ってる人はまた是非教えてください。
それでは今日はこのへんで!