メルボルンはカフェの街だ。
街を歩けば所狭しと並んでいるカフェを見ることができる。
そしてどのお店のコーヒーも美味しい。
ただ悲しい哉、"また来よう"と思えるカフェにあまり出会えていない。
理由は、なんとなく、ぼくがカフェに何よりも"居心地の良さ"を第一に求めているからで、どのカフェも人が多過ぎたり、音楽がうるさ過ぎたり、寒かったり、イスが硬かったりして、落ち着かないからかなと思う。
座って、ゆっくり本を読もうという気にあまりなれないのだ。
「京都のカフェが懐かしいなー」と少し思う。
京都のゲストハウスで住み込みで働きつつ、一方でバーテンダーとして働いていた頃、
本当に大好きで、通いまくっていたカフェが3つほどあった。
カフェの街メルボルンにいながらなんなのだが、
記事を書くタイミングを逸したことがずっと心残りだったので、
今日はぼくが大好きな京都のカフェを3つ、紹介したい。
ぼくが好きだった京都のカフェ
1. "efish"
鴨川沿いにあるefishは、ぼくが一番好きなカフェだ。
元アップルデザイナーがオーナーをしているのだという。
店内1階にある川沿いの大きな窓と、それの反対に位置する道沿いの大きな窓は、スライド式で開くようになっていて、天気の良い日はフルオープンしている。
すると、すーっと、気持ちの良い風が店内を通り過ぎていくのだ。
そして、日が暮れて外が暗くなってくると、明かりが灯されて、店内は暖かい光で満たされる。
初めてefishに入ったときは、お店の独特の雰囲気とその開放感に圧倒されて、感動したことを未だに覚えている。
正直コーヒーは特別美味しいということはなかったけれど、その代わりにケーキはどれも美味しく、何よりも来るたびにこのカフェの雰囲気に最高に癒されていた。
2. MonoArt cofee roasters
四条河原町駅の近くにあるカフェ。
ちょっと変わった雰囲気のある店長が自分で豆を挽いているここのコーヒーは本当に美味しい。
そしてコーヒーブラウニーは絶品。というか、ここのスイーツは何を食べても本当に美味しく、無駄がない。
この店長は本当に美味いものを分かってるんだなと思った。
ここでコーヒーを飲みながらコーヒーブラウニーを少しずつ食べて、本を読む時間が大好きだった。
3. 喫茶le gabor
増え続ける観光客で溢れる京都の街中をよそ目に、京都三条大橋の近く、地下でひっそりとやっているカフェ。
ヨーロッパの”劇場の楽屋”をイメージしたというその雰囲気は他にはない面白さで、そして不思議と落ち着く。
そして、すごいのはここの玉子サンド。
分厚いし、本当に美味い。それと併せて飲む濃いめのコーヒーは最高だった。
「道には客が溢れているのに、店には入って来ない」と店長は嘆いていたが、ぼくはこの穴場カフェがどうか末長く穴場のままであって欲しいなんていうエゴを想ったりもした。
以上がぼくが大好きな京都のカフェ3選だ。
ここメルボルンでも、今後誰かに紹介したくなるような大好きなカフェが増えていくといいなと思う。
メルボルンのオススメのカフェがあれば、どなたか教えていただきたい(切実に)
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