オーストラリア・メルボルンでバリスタとして働くようになってから、5ヶ月が過ぎました。
毎日毎日、気づくとコーヒーのことばかり考えています。
そんなぼくが、今日は少しラテアートについて書きたいと思います。
ここメルボルンのカフェでお客さんから飲むコーヒーはエスプレッソコーヒーにミルクを合わせた"ラテ"や"カプチーノ"などと呼ばれるものです。
ミルクはスチームで加熱・泡だてられてから注ぎますが、
バリスタは注ぐときに、その表面に模様を描きます。
それが"ラテアート"です。
料理でいう"盛り付け"にあたると考えられます。
ラテアート【latte art】 エスプレッソに蒸気などで泡立てた牛乳を加えたカプチーノやマキアートの表面に泡とコーヒーで文様や絵柄を描いたもの。 カフェのバリスタなどがその技術を持ち、ミルクを注ぎ込む際にその流れで描くもの、尖った道具を筆のように用いて描くものなどがある。
盛り付けの美しい料理が、それを目の前にした人の食欲をより掻き立てるのと同じように、ラテアートもまた、人を喜ばせたり、驚かせたり、コーヒーをより魅力的にする力があると感じています。
なので、そのスキルを磨くバリスタは実際に沢山います。
(逆に、味が大切なのでラテアートは力を入れる必要はないというバリスタも沢山いますね)
今日はラテアートのスキルを極めた、ぼくが憧れる一押しのバリスタさんたちの動画をいくつか、instagramから紹介したいと思いますよ〜!
ラテアートの達人たち
山口淳一バリスタ
山口バリスタは"% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)"のバリスタで、
ラテアート世界大会で2014年に世界王者に輝いた方です。
ぼくは色んな人のラテアートを毎日instagramを通じて見てますが、この方のラテアートは少し次元が違っているように感じます。
"繊細"で"美しい"ラテアートです。
実はワーホリでメルボルンに来る前、京都のゲストハウスに住み込みで働いていたときに、Arabicaの東山店がゲストハウスのすぐ近くだったので、お店を訪れ、山口さんにコーヒーを淹れていただいた機会が何度かありました。
当時はいわゆる"ラテ"などのミルク系のコーヒーに全く興味がなかったぼくは、ただのエスプレッソを注文していたので、ラテアートの世界王者にコーヒーを淹れてもらいながら、ラテの注文をしないという、なんとも贅沢なことをしていたなとバリスタになった今となっては思います。
帰国したら必ず訪れて、今度こそ世界王者のコーヒーを味わってみたいと思います。
田中大介バリスタ
田中バリスタは大阪にあるMONDIAL KAFFEE 328のバリスタ(現在は他へご活躍の場を移されているようです)で、ラテアート世界大会の2015年 世界王者に輝いた方です。
ミルクの注ぎと振りの安定感が抜群で、コントラストもはっきりと出ていて、本当にバランスの良い、美しいラテアートを描くバリスタさんです。
この方のコーヒーも帰国したら飲んでみたいです。
yoshiteru yoshidaバリスタ
東京原宿にあるカフェ、DEUS EX MACHINA HARAJUKUのバリスタさんです。
情報があまりないので、どのような方なのかはよくわからなないのですが、
とにかくそのラテアートは独創的で、唯一無二なデザインです。
ラテアートの"描き出し"も面白くて、本当にどうなってるのか目の前で見てみたいですねー!
以上が、ぼくが勝手に(instagram上で)師匠と崇めている御三方です。
まとめ
ぼく個人としては、まず接客ではっとお客さんの心を掴んで、提供したコーヒーの見た目ではっとしていただいて、味を飲んでまたはっとしてもらえるような、1度の来店で3度お客さんを驚かせるバリスタになりたいと思っています。
お客さんをはっとさせるには、まだまだ勉強が必要なことだらけで、道のりは長いですが、少しずつ頑張っていきます。
それでは、また。
家でできるラテアート練習「水練」の方法も紹介しています。
Twitter(@tabikuralog)でも色々とつぶやいてます。