「遠距離恋愛って、本当に上手くいくの...?」
そう不安に思っているあなたへ。
ぼくは、日本とオーストラリア・ニュージーランド間の2年におよぶ遠距離恋愛を乗り越え、現在は結婚6年目を迎えています。
730日の間で実際に会えたのは、たった3回。
それでもぼくらが遠距離恋愛を成功させ、充実した結婚生活を送れているのには、いくつかの重要なポイントがありました。
なぜ、ぼくが遠距離恋愛について語れるのか
こんにちは。2年間の海外生活を経験したtabikuraです。
私は日本での1年の交際期間を経て、ワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランドへ渡航。そこから2年間の遠距離恋愛を経験しました。
「遠距離恋愛なんて絶対無理」
「ワーホリカップルで成功した人なんて見たことない!」
周りからはそう言われ続けました。
実際、統計を見ても遠距離恋愛の成功率は決して高くないと言われています。
今回はぼくらが遠距離を乗り越えることができた理由をいくつかに絞って振り返ってみようと思います。
- なぜ、ぼくが遠距離恋愛について語れるのか
- 1. 具体的な期限を決めていた
- 2. 記念日やお祝い事を大切にしていた
- 3. オンラインでの過ごし方を工夫していた
- 4. アサーティブコミュニケーションで関係を深めていた
- 5. 遠距離恋愛で絶対にやってはいけないこと
- さいごに
1. 具体的な期限を決めていた
まず、遠距離恋愛で最も大切なことは明確な終わりの日付を決めることだと思います。
ぼくの場合、妻に対して 「2年後の4月に必ず帰国する」 と、具体的な約束をしました。
これで、待つ側の不安が大幅に減りますし、お互いのモチベーションが維持できるので、非常に重要だと思います。
逆に、「いつか帰ってくる」というあいまいな約束は、待つ側に大きな不安とストレスを与えてしまいます。
また、期限を決めたことで
・ワーホリ生活の残り時間を常に意識することができ、やり残すことがないよう、色んなことへ挑戦することに繋がった
・帰国後の生活をどうするかも考えながらワーホリ生活を送ることができた
というメリットもありました。
2. 記念日やお祝い事を大切にしていた
遠距離恋愛で最もつらいのは、特別な日に一緒にいられないこと。
ぼくらは、これを逆手に取ることにしました。
具体的には..
- 誕生日には必ずビデオ通話でケーキを一緒に食べる
- クリスマスには同じ時間に映画を観る
- 記念日にはお互いのプレゼントが届くように事前に準備する
等です。
注意点として、オーストラリアやNZは郵便事情があまり良くないので、余裕を持った準備が必要です。
私たちの場合、1ヶ月前には発送するようにしていましたよ。
でもあまり高価なものは避けたほうがいいかも..?
3. オンラインでの過ごし方を工夫していた
・「中華」「イタリアン」「和食」などでテーマを決めて、ビデオ通話しながらディナーをする
・二人で選んだ映画を「せーの」で同時に再生して、通話しながら観賞、終わった後に感想を言い合う
そんな二人で楽しめる機会を時々作っていました。
一時期コロナ渦でブームになったオンライン飲み会なんかは、もはや物珍しい感じもないと思いますが、あんなイメージです。
同時 映画観賞なんかは、結構デート感もあって楽しいのでオススメですよ。
ワイヤレスイヤホンはオンラインデートに必須ですな。
(ちなみにBeatsはアップル傘下のメーカーでiPhoneと相性が良く、コスパ◎)
4. アサーティブコミュニケーションで関係を深めていた
遠距離恋愛で最も重要なのは、コミュニケーションの質です。
ぼくが特に効果を実感したのが「アサーション」という考え方でした。
アサーティブコミュニケーションとは?
アサーションとは、相手を尊重しながら、自分の考えや気持ちを正直に伝えるコミュニケーション方法です。
具体的な実践例
良くない例: 「最近全然連絡くれないよね。おれのこと大切に思ってないんでしょ」
アサーティブな例: 「最近忙しそうだけど、おれは〇〇の様子が気になっています。短い連絡でもいいので、1日1回は近況を教えてくれると嬉しいな」
みたいな感じですね。
ぼくは本で知りましたが、妻とのコミュニケーションの質がグッと高まったのを感じたので、これは絶対にオススメしたいです。
2つくらいオススメ貼っておくので、自分に合いそうな方を是非読んでみてください。
5. 遠距離恋愛で絶対にやってはいけないこと
1. 「察して」を期待する
「気持ちを言葉にしなくても、行動でわかるでしょ」
以前のぼくもそんなタイプでした。
でも、これは遠距離恋愛では通用しません。
なぜならこのように思うからです。
- 距離があるからこそ、言葉で伝えることが重要
- 些細な誤解が大きな問題に発展する可能性がある
- 「察する」ことに頼ると、必ず行き違いが生じる
もし"好きだ"と言葉にして毎日伝えるのが恥ずかしいというプライドがあるなら、改めるべきです。
僕の場合、そのプライドを守るのと、関係を失うことのどちらが本当の損失なのか、一目瞭然でした。
2. SNSで他のカップルと比較する
SNSの投稿を見て「他のカップルは毎月会っているのに...」と悩んでしまいがちです。
でも、変えられないことを考えるのではなく、変えられることを考えるほうがよいでしょう。
- 自分たちなりの絆の深め方を見つけるとか
- オンラインでできる工夫を考えるとか
- 会えない時間を自己成長の機会にするとか
3. コミュニケーションを疎かにする
ぼくらのルール
- 24時間以内には必ず返信する
- 週1回くらいでビデオ通話する
- 重要な予定がある時は事前に共有する
さいごに
色々書きましたが、ぼくたちの2年間の遠距離恋愛が上手くいったのは
なんと言っても「待ってくれた妻のおかげ」
これに尽きると思っています。
ぼくはワーホリ中にたくさんの新しい出会いがあり、友人ができましたが、
妻からしたら自分の目で見ることのできない人たちで、とても不安だったと思います。
しかも、遠距離恋愛中には、妻もまわりの友人から「絶対にあっちで浮気してるよ」「遊んでるよ〜」と散々いじられて、その冗談を流しながらも、とても辛かったと言っていました。
疑ってみたくなる気持ちもあったと思いますが、そんな素振りも見せず、むしろ応援してくれたおかげで、充実したワーキングホリデー生活を送ることができましたし、ぼくも妻のことを信頼することができました。
このことには感謝しかありません。
最後に、ジャーナル・オブ・コミュニケーション誌の2023年の研究を共有しておきます。研究によると、以下が分かっているそうですよ。
つまり、正しいアプローチさえあれば、遠距離恋愛は決して「我慢の時期」ではなく、
むしろ、自分や相手の理解を深め、より強い絆を育むチャンスだということですね。
この記事を最後まで読んでくれたあなたを心から応援しています!
がんばってください。
以上、tabikura(@tabikuralog)でした。