「オンライン英会話を始めたけれど、自分が話せなさすぎてショック...」
「頭が真っ白になって、何も浮かばない..」
という英会話初心者のために、同じくガチガチで何も話せなかったぼくが自己紹介できるようになった方法を書いてみました!
こんにちは!
ニュージーランドのカフェでバリスタをしているtabikura(@tabikuralog)です。
ぼくはワーホリで日本を出る前に、約1年間オンライン英会話に取り組んで英語力を伸ばしました。
現在は英語学習3年目で、ニュージーランド・首都ウェリントンにある17席ほどの小さなローカルカフェで一人営業を任されていて、一日中英語を使って仕事をしています。(2018年に帰国)
カフェでの業務
・常連のお客さんとの毎日の雑談
・トラブルがあったときのボスへの状況報告
・電話対応...(←とても苦手)
などなど、今ではこんなことを英語で行っていますが、
日本でオンライン英会話を始めた当時はそれはひどいものでした。
当記事では、顔が真っ赤になって何も話せない英語初心者だったぼくが、
不安対策をしながら少しずつ英語を話せるようになった大事な1ステップ目、
「カンペを使って英語で自己紹介をきちんとできるようになる方法」を紹介します。
カンペを見ながら自己紹介をするメリットとしては、大きくわけて以下の2点があります。
❶カンペが手元にあることで少し安心でき、不安対策になる
➡︎ 徐々に不安を慣らしていける。続けられる。
❷自分に関することなので記憶に残りやすい
➡︎ 自己紹介を基盤として英語力を高めていける。
まずは英会話のハードルを下げつつ、記憶に残りやすい自分のことを話せるようになって、
そこから枝葉のように表現力を伸ばしていきましょう!という取っつきやすい方法なので、
ぜひ参考にしてみてください:)
- ぼくの"不安まみれ"のオンライン英会話デビュー
- 【不安対策】自己紹介を文字に書き、読み上げる「カンペ作戦」
- 「カンペ作戦」の効果とは?
- オンライン英会話でのカンペを使った自己紹介方法
- 自己紹介文はアプリHello Talkで無料で添削してもらう
- 英会話なるほどフレーズ100で便利で適切な表現を覚える
- とりあえずやってみる!が勝ち
ぼくの"不安まみれ"のオンライン英会話デビュー
ぼくのオンライン英会話デビューは、社会人3年目のまだ消防士だった頃です。
このときには「夢の海外生活へ挑戦したい!」と退職を決意していたので、
まずは日本にいる間に英語力を高めるべく、休日にDMM英会話へ登録し、ドキドキしながら無料体験レッスンを予約しました。
「意思疎通もとれへんまま、25分終わったらどうしよ..」
という不安がいっぱいで、
何かと理由をつけて先延ばしを続けてたのですが、
いつかは絶対に向きあわないといけないことだったので、
「とりあえず物は試しや!」と思い切ってやってみました。
そして迎えた本番。
結果は、想像していたよりは悪くはありませんでした。
スタートこそ緊張でガチガチではありましたが、ビデオ通話のおかげで、相手の表情やボディーランゲージで、何を言っているのかなんとなくは予想がついたので、最低限のコミュニケーションはとれたのです。
でもしゃべりはダメダメです。
自己紹介では「名前」と「住んでいる場所」が言えた程度で、言葉を発しようとすると顔は真っ赤、頭は真っ白になりました。
心臓はノドから出そうになりましたが、肝心の英語が出てこなかったのです...苦笑
【不安対策】自己紹介を文字に書き、読み上げる「カンペ作戦」
「これではダメだ...。せめて自己紹介くらいはできるようになりたい」
と、全く会話が組み立てらてなかった対策として「あらかじめ自己紹介文を全部文字にして、それを手元に置いておき、読み上げてみる」ことにしました。
こんな感じです。
✔︎ 挨拶 「Hi, how are you today?」
✔︎ 名前 「I'm
✔︎ 自分の住んでいる場所 「I live in Osaka in Japan. There is a beautiful food culture here.」
✔︎
✔︎ 好きなこと 「I love traveling, reading books, hanging out with my friends. 」
そしてしばらくはこの"カンペ"を見ながら、自己紹介をするようにしてみました。
「カンペ作戦」の効果とは?
しばらく"カンペで自己紹介作戦"を続けてみたのですが、これには大きなメリットがあることに気づきました。
■ 自分ゴトは記憶に残りやすい?
1-2週間も続けると、「カンペ」もあまり見ずに自己紹介ができるようになりました。
また、講師に自己紹介に対する質問をしてもらうことで、カンペに書いていない情報も少しずつ話せるようになっていったのです。
言語学習を自己紹介から始める方法については、
TEDの「How to learn any language in 6 months」でも
1. 自分に関連した表現を覚える
2. 学んでいる言語を"コミュニケーションの道具"として、初日から使い始める
この2点が大切であると言及されているため、
自分語りができるようになるところから始めるのは、効果的な英語学習法であると考えられます。
■ また"自分に関連したことは記憶に残りやすい"という現象は自己参照効果と呼ばれるようです。
鈴木裕さんという科学論文をベースに情報発信してるライターさんがいるのですが、
その方が紹介していた情報によると、
海外の大学が行った記憶力の実験では、やはり自分に関することの記憶の定着率が高かったようです。
■ カンペが不安対策になっている?
また、カンペがあることで、頭真っ白!汗ダラダラ..は確実に減りました!
あとで知ったのですが、
この"カンペを使って、英会話の不安に少しずつ慣らしていく"という方法は、
心理学ではエクスポージャーという技法に分類されるようです。
エクスポージャーをざっくり説明すると「ちょっとずつ不快感に体を慣らしていきましょうね」みたいなメソッドで、
本来は不安症やPTSD、強迫症の治療で用いらている方法で、かなり優秀な効果を叩き出しているそうです。(参照)
小さい子が自転車に乗る練習をするときに、補助輪付けた状態からスタートして、ちょっとずつ外していくのと同じような考えですよね。
それと同じように、英会話初心者の心理的な負荷も「ちょっとだけ耐えられるレベル」に落とす作業がポイントのようです。
オンライン英会話でのカンペを使った自己紹介方法
さて具体的なやり方ですが、最初はとにかく「カンペ」を読みながら、自己紹介を完結させることを優先します。
間違えようのないくらい簡単な課題から始めて、少しずつステップアップしていくことを目指すというやり方です。
カンペは、先ほどのこちらです。
✔︎ 挨拶 「Hi, how are you today?」
✔︎ 名前 「I'm
✔︎ 自分の住んでいる場所 「I live in Osaka in Japan. There is a beautiful food culture here.」
✔︎
✔︎ 好きなこと 「I love traveling, reading books, hanging out with my friends. 」
これを1-2週間以内に、スラスラと言えるようになることをまずは目指します。
この「自己紹介をスラスラ言えるようになる」ができるようになると、
講師がそれに突っ込んでくれるようになります。
(もしくは講師に「I want to practice introducing myself. So could you ask me a question?(自己紹介の練習がしたいので、質問してくれますか?)」とお願いするのもとても良い方法です。)
例えば、自分の"I love traveling."に対して
"Oh, do you? Have you ever been overseas?(あぁ、そうなの。どこか海外へは行ったことある?)"という具合に聞いてくるイメージです。
でも「カンペ」にのってないことは最初は上手に答えられません。
そもそも"overseas"がとっさにわからない方が大半かもしれません。
そんなときは
"Sorry, I don't understand. Would you type that?(ごめんなさい、わかりません。それを打ってくれますか?)"
と講師にお願いすれば、チャット欄の文字入力で教えてくれるので、
そういった「答えられなかったこと」や「本当は言いたかった表現」はレッスン後に必ず調べます。
そして調べたことを「カンペ」に付け足し、次回のレッスンで話してみます。
すると次回からは 「Yes, I've been to Cambodia, Vietnam, Thailand and Turkey!」とかがスラスラと言えるようになるわけです。
そして、このサイクルを繰り返します。
そうして「こう聞かれたらこう返す!」というようなリストが増えていくと同時に、
自分のなかの表現力が枝葉のように広がっていき、次第に自分に関することは随分と話せるようになるというわけです。
自己紹介文はアプリHello Talkで無料で添削してもらう
自己紹介の文章がイマイチ合っているのかどうかわからないときは、HelloTalkで添削してもらう方法がオススメです:)
英語日記をHelloTalkに投稿して、自分が言いたいことを修正してもらうのもすごく良い方法です。
英会話なるほどフレーズ100で便利で適切な表現を覚える
また、ネイティブの著者が厳選した、日常会話での頻出フレーズを覚えてしまうのもとてもオススメです。
オススメというよりも、必須教材かもしれません。
こちらの本、ぼくが実際に海外で生活していて毎日耳にする便利フレーズが多く紹介されているうえに、
日本人が正しいと思っている英語表現がネイティブにはどう聞こえるのか、というマナー・礼儀の部分を学べます。
「わかりません」をI don't know、「お願いします」をCan you ~ ?だと思っている方は相手に失礼に聞こえる可能性もあるので、まずは一読をオススメします。
とりあえずやってみる!が勝ち
以上がオンライン英会話初心者にオススメの勉強法「カンペ作戦」でした。
英語学習者にとって、英会話のハードルはものすごく高く感じるものですし、
そのあまりの高さに、
「自分にはまだ早いので、もうちょっと文法を勉強してから.. 語彙力を増やしてから...」
と、先延ばしにしてしまっている人もいるのではないかと思います。
これはぼくもそうだったのですごくわかります。
ただし、「英語を話せるようになるには"英会話・リスニング練習を中心に据えた学習方法"しか効果がない」ことが、脳科学的にもわかっています。
ぼくも始めるまでは不安で仕方がなく、初回こそガチガチに緊張しましたが、
続ければ続けるほど慣れていって、気持ちも楽にレッスンを受けれるようになっていきました。
話せるかどうかが不安で一歩が踏み出せない方は、まずは思い切って無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
またDMM英会話は"iKnow!"という非常に優秀なアプリを無料で使えることが魅力的で、
この点では他社と差をつけていると思います。オススメします。
今日は以上です!
何か質問等ございましたら、下のコメント欄でぜひ教えてください。