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【ワーホリ 】2年間の遠距離恋愛を乗り越えられた理由

「これから遠距離恋愛をする予定だけど、不安だ..」
「ワーホリで1年以上の遠距離恋愛を成功させた人っているの?」

 

当記事では、2年間の遠距離恋愛を乗り越える経験をしたぼくが、
これは特に大切だったなぁというポイントを紹介してみます。

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こんにちは。2年間の海外生活を経験したtabikuraです。

 

これからワーキングホリデーや海外出張を予定している人で、

現在付き合っている人がいる方、もしくは結婚している方は、遠距離の関係になることに不安を感じていると思います。


ぼくと妻は、遠距離恋愛を経験しました。

日本で1年間交際した後に、ぼくがワーホリ渡航し、2年間の遠距離恋愛が続きました。

2年間で実際に会った回数は、3回ほどです。


そして帰国後に結婚し、今年の5月で結婚1周年を迎えることができました。

 

「ワーホリで遠距離が上手くいった人なんて見たことない!」

 

と、色んな方から天然記念物のように扱われるので、
今回は自分たちが遠距離を乗り越えることができた理由を3つに絞って振り返ってみようと思います。

 

 

1. 期限を決めていた

まず、恐らく一番大切なことですが

「〇〇年の○月に帰ってくる」と、

妻に約束していました。

 

これが「いつか帰ってくる」のようなあいまいな約束だと、

待つ側もいつまで待てばいいのかわからず、非常に不安に感じると思います。

 

なので、「遠距離恋愛はここで終わり」「次この日に確実に会える!」という具体的な期限を二人で決めるといいかもしれません。

 

また、期限を決めたことで

・ワーホリ生活の残り時間を常に意識することができ、やり残すことがないよう、色んなことへ挑戦することに繋がった

・帰国後の生活をどうするかも考えながらワーホリ生活を送ることができた

というメリットもありました。

 


2. 記念日やお祝い事を大切にしていた

SNSによって周りと比べてしまいがちな時代ですが、

そういったものを見ないようにしても、イベントの日は寂しくなります。

なので遠距離恋愛中のイベントは特に大切にしていました。

 

ぼくと妻は、誕生日や記念日、クリスマスは必ずプレゼントを送り合っていました。

 

オーストラリアやNZだと荷物が全然届かないという恐怖もありましたが、

それも今となっては良い思い出です。笑

 

 

3. リアルタイムで二人で楽しめるイベントをしていた

・「中華」「イタリアン」「和食」などでテーマを決めて、ビデオ通話しながらディナーをする
・二人で選んだ映画を「せーの」で同時に再生して、通話しながら観賞、終わった後に感想を言い合う


みたいな、二人で楽しめる機会を時々作っていました。

 

一時期ブームになったオンライン飲み会なんかは、もはや物珍しい感じもないと思いますが、あんなイメージです。

同時映画観賞なんかは、結構デート感もあって楽しいのでオススメです。

 

 

さいごに

色々書きましたが、ぼくたちの2年間の遠距離恋愛が上手くいったのは

なんと言っても「待ってくれた妻のおかげ」

これに尽きると思っています。

 

ぼくはワーホリ中にたくさんの新しい出会いがあり、友人ができましたが、

からしたら自分の目で見ることのできない人たちで、とても不安だったと思います。

 

しかも、遠距離恋愛中には、妻もまわりの友人から「絶対にあっちで浮気してるよ」「遊んでるよ〜」と散々いじられて、その冗談を流しながらも、とても辛かったと言っていました。

 

疑ってみたくなる気持ちもあったと思いますが、そんな素振りも見せず、むしろ応援してくれたおかげで、充実したワーキングホリデー生活を送ることができましたし、ぼくも妻のことを信頼することができました

 

そのことには感謝しかありません。

  

相手を信頼するとか、連絡を毎日するとか、気持ちを言葉で伝えるといったことは基本的なことのようでありながら、とても難しいことですが、

遠距離恋愛で良い関係を続けたいのであれば相当意識する必要があると思います。

 

また、気持ちを言葉で伝えるという点でありがちな、

「気持ちを言葉にしなくても、行動でわかるでしょ」という考え方も良くありません。

 

以前ぼくもそんなタイプだったのわかるんですが、 

その考え方の後ろにあるのが、"好きだ"と言葉にして毎日伝えるが恥ずかしいというようなプライドならば、改めるべきだと思います。


遠距離恋愛はただでさえ心が離れやすいものだと感じますし、

そのプライドを守るのと、関係を失うことのどちらが本当の損失なのかは明白だと思います。

 

以上、この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

 

また、これから海外渡航を予定している方は、日本にいる間に英語力を上げておくことを本当にオススメします。

海外生活で英語力を伸ばそうという考え方は間違ってはいないのですが、

だいたいの日本人は耳が英語に慣れてきたくらいで1年間が終わります。

 

海外生活をスタートダッシュで色んな経験ができるように、しっかり準備しましょう。

 

もし気になることがあれば下のコメント欄から気軽に聞いてください:)

 

Twitter(@tabikuralog)も時々やってます。

 

公務員を退職、ワーホリ挑戦、帰国から2年。自分の選択を振り返る

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「え!公務員だったの!?辞めたなんて、もったいない!」

と未だによく言われます、元消防士のtabikura(@tabikuralog)です。

 

- 仕事を辞めて海外(ワーホリ)へ挑戦し、帰国した人は、その選択をどう思っているのか?

- ワーホリ に行った人がその後、どういう人生を送っているのか?

 

安定を捨てた人間の"その後のストーリー"が気になる方も多いのではないでしょうか?

 

当記事では、現在の自分の考えを整理するとともに、

- 自分にとっての正しい選択とは何だったか?

- 親や周りの期待とどう向き合うか?

について書いてみようと思います。

 

これから仕事を辞めて何がへ挑戦するかどうか悩んでいる方への参考になれば幸いです。 

 

1. 正しい選択は存在するか

 

自分の選択が正しいかどうか。

 

これは、選択した後の世界を見てみないことには、わからないことです。

全ては結果論だからです。

 

ぼくは4年前の2016年3月、"3年間続けた消防の仕事を辞める"という選択をして、自分にとって大きな夢だった海外生活に挑戦しました。

 

オーストラリアでバリスタという仕事に出会い、コーヒーにのめり込み、エスプレッソマシンの前に立って多種多様な価値観とバックグラウンドを持った人たちと交流するなかで、多くの学びを得ることができました。

 

ニュージーランドではヘッドバリスタとして、一つの小さなカフェを任せてもらえるまでになり、とてつもなく濃い時間を過ごすことができました。

 

そして2018年の11月に帰国し、2年間の遠距離恋愛を続けていた彼女と入籍。

 

海外で養った英語力とサービス経験を評価していただき、外資系のホテルへ入社。

同年の12月から現在までサービスの仕事をしています。

 

これだけを見ると公務員退職後の人生は、それなりにうまくいっているように見えるかもしれません。

 

しかし、日本でのサービス経験がほぼゼロだった自分にとって、ホテルでサービスを学びながら働くことは本当に大変なことでした。

仕事に慣れることとプライベートでのバタバタとが重なり、自分は鬱病なのではないかと思うほど心労が溜まった時期もありました。

 

そんななか、久しぶりに消防士の元同僚たちと会って話をすると、

現在の自分との生活状況にギャップを感じたりするわけです。

 

日々の業務に取り組むなかでしっかりと成長し、昇進した同期。

コロナによる不安定な経済状況に左右されず、ボーナスや休日がきちんとあり、ある程度自分の好きなことにお金を使える経済力と安定性。

夢の一戸建てを買った話、などなど。

 

自分が手放したものを持っている同期を見ると、

「あのときこちらの道を選ばなかったら、自分も部下を持って家も建てていたかなぁ」

といった考えが、ふと頭に浮かんだりもします。

 

それで結局、ぼくが5年前にした「仕事を辞めて夢に挑戦する」という選択について、

どう考えているかという話に戻りますが、

人生で最も大きな選択でしたが、正しい方を選べたと思っています。

これは強がりでも自分に言い聞かせているわけでもなく、本当にそう感じています。 

 

なぜなら、もしあのときに「夢に挑戦する選択」をしていなかったとしたら、

今でも消防の業務をこなしながらも、海外生活を空想しては今もずっとウジウジと悩んでいたであろうことは安易に想像ができます。

 

それに2年間の海外生活で自分の身で体験したことは、何にも変えがたい財産です。

 

さらに言えば、あのとき決断することを迷い、先延ばししたあげく、1年,2年後にやっと決断してから動いていたとしたら、確実に現在流行しているコロナウイルスの影響を受けていたでしょう。

そうなると異文化のなかで自分を見つめ直すことができた日々は存在せず、「あのときもっと早く決断して行動していれば..」と後悔していたに違いありません。

 

ですので、今の生活でどんなに苦しいことがあっても、

「仕事を辞めなければ良かった」と考えたことは一度もなく、

やはりあのタイミングで決断し行動して良かった、という結論に至るのです。

 

2. 正しい選択とは、後悔しない選択

 

冒頭で書いた通り、「今からする選択が最良の結果をもたらすかどうか」は、選択した後でしかわかりません。

もしかしたら、今この瞬間は正しい選択だった思っていたとしても、

1週間後、1ヶ月後、1年後、10年後には状況が変わり、"あれは間違いだった"という判断に至るかもしれません。

 

つまり、"選択が本当に良い結果をもたらしたかどうか"死ぬまで誰にもわからないのです。

 

だったら、正しい選択とは何なのでしょうか。

そもそも存在するのでしょうか?

 

これに対してぼくは"正しい選択とは後悔しない選択である"と考えています。

 

後悔しないということは、その先に何があっても全てを受け入れられる覚悟ができている心の状態であり、

正しいとは、周りが何と言おうと、自分が心からそれを納得できる状態を指します。

 

結果がどうであれ、まわりが何と言おうと、自分がした選択に納得ができていれば、

「考え抜いた末に決めたことだから、仕方がない」と諦めがつき、

それは自分にとって、いつまでも"正しかった選択"になるのだと思います。

 

 

3. 夢と現実の天秤のかけ方

 

ぼくは、消防士を辞めるかどうか、夢と現実を天秤にかけて考えていたとき、

「夢に挑戦すること」と「このまま消防士を続けること」のメリットとデメリットについて、かなりの時間を使って考えました。

 

自分と向き合うときには、ノートに以下のようなことを書き出していました。

 

「海外生活の夢に挑戦すること」のメリット

・異文化に触れることで自分の価値観を広げることができ、人として成長できる

・環境を利用して努力すれば英語力を身につけることができ、これからの社会に適応できる

・自分のやりたいことをやりたいようにでき、無限の可能性がある

 

「海外生活の夢に挑戦すること」のデメリット

・消防士は特殊な仕事なので、経験を他の仕事に活かしづらい。帰国後、どうキャリアを繋げばいいかわからない。最悪、極貧になるかもしれない

・そもそも海外生活になじめないかもしれない

・海外生活中に、家族に何かあってもすぐに駆け付けられない

 

「仕事を続けること」のメリット

・安定した経済力がある(地方公務員なので都市の財政力にもよる)

・なくてはならない仕事であり、人の役に立てている実感を持てる

・休日が多いので、趣味や家族との時間にしっかりと充てることができる

 

「仕事を続けること」のデメリット

・狭い人間関係のなかで仕事をするので、世界観が広がりにくい

・自分で決められることの範囲が狭い。裁量権が限られている

・「あのときに夢に挑戦したかった」と必ず後悔する自分を容易に想像できる

 

. . . . 

 

こんな風に、それぞれのメリットとデメリットを思いつくだけ書き出し、何度も何度も比較検討しました。

 

そして、選んだ未来の先に何が起きても、全てを受け入れる覚悟ができたときに、

後悔しない選択、つまりは、自分にとって正しい選択をすることができました。

 

ですから、これから夢への挑戦に悩んでいる人は、選択の先の良いところだけ、悪いところだけを見ずに、

夢と現実を天秤にかけ、しっかりと比較検討してみるといいかもしれません。

 

 

4. 他人の期待とどう向き合うか

 

全てを受け入れる覚悟ができて、いざ進もうとすると、親や友人に止められることがあるかもしれません。

 

このとき、その人たちの期待とどう向き合うかですが、ぼくはその人達の期待に応えてはいけないと思っています。

 

例えば、自分の意向に反して「他人の期待に応える」という選択をしたとします。

するとその選択の先にあった結果が悪いものであったときに、

自らの選択を信じなかったことを悔やむだけでなく、悪い結果の原因を、期待をかけてくれた人たちのせいにしたくなってしまうと思います。

 

まわりの意見を聞くことも時には大切ではありますが、

人の数だけ正義はあるので、参考意見程度にとどめ、

自分で考え抜いて、納得のいく答えを出すことが大切だとぼくは考えます。

 

 

終わりに

 

以上、

- 自分にとっての正しい選択とは何だったか?

- 親や周りの期待とどう向き合うか?

について、書いてみました。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

また、これから渡航を考えてる方はコロナの影響もあり、もどかしい思いをしているかもしれませんが、

これは渡航前に英語力を伸ばせるチャンスだとも考えられます。

 

自分が試して実際に効果的だった英語学習法を、ここにまとめているので、

もし良ければ読んでみてください。

 

自分の選択は後悔していませんが、

現状には全然満足はできていないので、

このブログで良い報告ができるように頑張ります:)

 

Twitter(@tabikuralog)ではコーヒーのこと等、気ままにつぶやいてます。

 

【虫歯予防の新常識】海外生活するなら特に知っておきたい3つの知識

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◻︎食後はすぐに歯磨きをする

◻︎歯磨きだけで歯間ブラシは使わない

◻︎歯磨き粉はCMの商品を何となく選んで使っている

 

という項目に当てはまる方、必読です。

当記事では、海外で生活している、もしくはする予定がある方に向けて、渡航先で口腔トラブルが起きて後悔しないための、いま知っておくべき最新のデンタルケア情報をシェアします。

 

ほとんどの場合において、海外保険では歯の治療が対象外ですので、万が一が起きないように対策を取りましょう。【緊急歯科治療(特約)、歯科治療(特約)等で補償される場合を除く】

 

 

"親知らず"の治療で$600と仕事のチャンスを失ったぼくの話

 

「虫歯?わたしは縁がないから大丈夫」

という人、あまいです。

 

ぼくも生涯で一度も虫歯ができたことない人なので、「海外でも大丈夫でしょ〜」と高を括っていました。

渡航前に歯の検診は受けたものの、少しずつ生えてきていた"親知らず"の存在を無視してオーストラリアへワーホリ。

 

そして渡航6ヶ月目、その"親知らず"周辺の歯肉炎が突然悪化。

喉元まで腫れあがり、たまらず地元の歯医者さんに駆け込みました。

 

結果的に、原因となっていた歯を抜歯することで腫れは治まりましたが、$600が飛んでいきました。(当時のレートで¥51,000)

 

日本にいる間に親知らずを抜いておけば、保険適用で¥6000~8000ほどで済んだはずです。(1本に対する費用)

 

さらに、このときは決まりかけていた新しいカフェでの仕事の話が治療の間に破断になり、チャレンジの機会も同時に失いました。

 

 

皆さんがぼくの失敗から学べる教訓は以下です。

渡航が決まったら歯科検診をスグに予約。日本で治療できることは全部済ませリスクを最小限にする。

・自分でできる予防の正しい知識を身に付ける。

 

歯の治療で緊急帰国!なんて話も何度か聞いたことがありますし、海外では何が起きるか本当にわからないので、時間とお金とチャンスを無駄にしないためにも、予防と治療にはきちんと取り組んでおきましょう。

 

 

自分でできる口腔トラブル予防法

 

ここからは自分でできる口腔トラブルの予防法をシェアしたいと思います。

参考文献はこちら。

学校教育でもあまり聞いたことのなかった、「人の健康を左右する唾液の働き」について詳しく書かれています。

虫歯予防に関する最新情報が沢山紹介されていて、本当に為になった本です。

 

以下、特に参考になった情報3点を紹介していきます。

 

①歯磨きのタイミングは食後30分間必ず空ける

まず、口腔衛生を健康に保つうえで欠かせないものが、唾液です。

 

口の中は普段pH6.8-7.0の中性ですが、食事で口の中に糖分が入るとpH5.5以下の酸性になり、歯の表面のエナメル質が溶け出します。

これが続くと虫歯になりますが、「唾液の力」が20-40分かけて中性に戻していきます。 

 

ところが、食後すぐに歯を磨いてしまうと、中性に戻そうとしている唾液が洗い流され、更にエナメル質が溶けたままの歯をブラシで削ることになるので、かえって虫歯になりやすくなってしまうそうです。

 

食後30分以内の歯磨きは百害あって一利なし

歯磨きは最低でも食後30分時間を置いてからにしましょう。

 

 

②フッ素の配合率が高い歯磨き粉を使う

 

さらに結構衝撃な情報なのですが、歯磨きと虫歯予防の関係性は、あらゆる研究において効果があるか未だにわかっていないのだそうです。

(ただし歯周病と口臭の予防には必要な習慣です。)

 

しかし唯一、虫歯予防に効果があるとわかっているのが、歯磨きではなく、フッ素入りの歯磨き粉です。

  

フッ素の配合率がある程度高いほうが効果なのだそうですが、ライオンチェックという商品が安価なうえにフッ素の配合率が高くオススメです。(日本の法律で許容されている範囲ギリギリの1450ppm)

 

使い心地としては普通の歯磨き粉より泡立ちは悪いですが、磨いたあとツルツルになります。

Amazonのレビューでも絶賛されていますね。

 

 

③歯間ブラシを"歯磨き前"に使う

 

ぼくは以前、「歯間ブラシ」の役目は"歯磨きで取りきれなかった歯垢を取り除くこと"だと思っていたのですが、これは間違っているようです。

 

正解は、"食後に歯間ブラシを使うことで、歯の間に詰まっている食べかすを取り除き、唾液の通り道を作ること。"

唾液には洗浄作用や抗菌作用がありますので、その効力を最大限発揮させるために糸ようじを使うということなんですね。

 

また、歯間ブラシ後は歯の表面を舌でグルーッと廻すと、カスが取れて、唾液がよく出ると本の中で推奨されていました。

 

 

まとめ

 

以上がデンタルケアにまつわる情報でした。

 

食後の歯間ブラシ+舌を廻して唾液をよく出す+30分以上待ってから歯磨き」を徹底すれば、口腔トラブル予防に役立つと思いますので、ぜひ実践してみてください。

 

 

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【超ストレス解消術】海外生活中こそ日記を書くことの大きなメリット

 

「環境の変化が大きすぎて、疲れた」

「海外生活に慣れて何となく時間が過ぎてしまうようになった」

「思い切って渡航したけど自分の成長をイマイチ感じられない」

 

海外生活を経験していると、こんなことがあると思います。

そんな心の憂いを晴らしてくれるものが日記です。

当記事では、日記を書くことで得られるスゴいメリットを紹介します。

 

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こんにちは。オーストラリアとニュージーランドでのワーホリを2年間経験した後、昨年帰国したtabikura(@tabikuralog)です。

 

海外生活はキラキラして見える人もいるようですが、自分が生まれ育った日本とは常識が全く異なる国で生活をするのは本当に大変なことです。

 

ぼくもワーホリの2年間を振り返った記事で、 「海外生活は修行でした」と綴っていますが、

実際に生活を送った人は、今まで経験したことのないストレスを感じる人も多いと思います。

そのあたりが旅行とは全然違いますよね。

   

また、生活に慣れてくると「あれ、何しに海外に来たんだっけ」「日本にいるときとあまり変わってない気がする」とマンネリ化を感じ、自分の成長を感じられなくなってしまうこともあったり。

 

そんな人には日記を書くことをオススメします。

ぼくも2年間日記をつけていましたが、継続的につけることで沢山のメリットがあるんですよ!

 

 

日記はストレス対策に役に立つ

ストレス対策も色々とあるようですが、日記は効果的なストレス解消法の一つだと言われています。

例えば、イライラや不安は紙に書き出すだけでも、うつや不安感が改善することが脳科学の研究でもわかっているそうです。

 

そこで、良い出来事はもちろん、自分が体験したネガティブな経験についても、その時に抱いた感情や思考も一緒に包み隠さず書き記してみましょう。

一度 紙に書き出してみることで、客観的に出来事を整理して、気持ちを落ち着けることができます。

 

他人ではなく、過去の自分と比べることで成長を感じられる

 

海外生活をしているとスゴい人たちと出会います。

そんな人たちと自分を比べて、落ち込むこともあるかもしれません。

 

でも日記なら他人ではなく過去の自分と比較ができます。

後で見返したときに、「このときはこんな小さなことで悩んでたんだなぁ」と自分の成長を感じられます。

また逆に、「今の悩みなんてこの時に比べたら大したことないなぁ」と、過去の困難を乗り越えたんだから今回も絶対に大丈夫だ!というような勇気をもらえることだってあります。

 

例えば、ぼくは海外でバリスタとしてカフェで働き始めた頃、自分の英語にいまいち自信が持てず、お客さんに「How are you today?」すら聞けない時期がありました。

相手から返ってきた答えが聞き取れなくて、変な空気になったら嫌だなぁという不安があったからです。

 

今では誰とでも会話を始められるレベルまでになりましたが、そうなれるまでには英語の上達だけではなく、日記を介して昨日の自分と向き合う長い過程がありました。

 

そんな風に、細かなプロセスに注目し、昨日よりも少しずつ自分が前に進んでいるという実感が持てれば、モチベーションも続きます。

 

 

オススメは5行日記

 

日記の書き方ですが、様々な心理学の情報を発信しているDaigoさんが紹介している"5行日記"という方法をオススメします。 

 

やり方は簡単で、毎日寝る前に「まず今日あったネガティブな出来事を1つだけ書く」+「些細なことでもいいので、今日あったポジティブな出来事を4つ書く」というものです。

ネガティブ1に対してポジティブ4です。これにより自分の記憶を調整していくテクニックです。
ネガティブになりやすい人は、ネガティブな感情がたくさん出てしかもそれが長く続き、ポジティブな感情の持続時間が減るので、ポジティブな感情を続きやすくして、ネガティブな感情を続きにくくする方法です。
実際にこれはトレーニングにもなって、徐々にポジティブな感情の持続時間が増えるということも分かっていますのでお勧めです。

 

さらに週末に1週間を振り返って、「感謝できること」を3つ書くようにしています。

 

何事にも感謝できる力を持つと「〇〇で当たり前」「普通は〜」という考え方も減って、自分も周りも幸せになると思って実践しています。

 

また、感謝は毎日書くよりも、週1のほうが脳への効果は高いことが実験でもわかっているそうです。

「良い体験」や「感謝」を継続的に書くことで、色んなことに対するアンテナが立っていくことを感じられると思います。

 

 

カレンダーを日記の表紙に貼って"記録"をつけると上手くいく

 

「そんなこと言っても、継続が難しいんだよなぁ..」という人もいると思います。

そんな人は、日記の表紙にカレンダーを貼り付け、○×で記録をつけていく方法をオススメします。

 

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「日記を開けばカレンダーのページがあるんだから、表紙に貼る意味あるの?」と思う方もいるかもしれませんが、パッと目に入ることが大切なのです。

見える化」をすることで、自分を客観的に見る能力が高まり、自己コントロールする力がついてきます。

自分を操る超記録術〜計画より記録が目標達成率を上げる!

 

ぼくはこの方法で週4で取り組んでいるHIITトレーニンの習慣化にも成功したので、超オススメできる方法です。

 

まとめ

 

以上、海外生活中に日記をオススメする理由と、その方法でした。 

 

継続して日記を書くことでストレス解消に繋がり、マンネリ化した日々から脱出できると思います。

 

特にワーホリや留学で異国で生活した日々をきちんと記録しておくと、あとで振り返って初めて得られることもあるので、本当にオススメします。

 

それでは今日はこのへんで。

 

Twitter(@tabikuralog)では帰国後の日々をつぶやいてます。

 

スモールトークのネタとコツを、海外のカフェで2年間働いたバリスタが書いてみた

 

🙎‍♂️「カフェで働いているけれど、お客さんと何を話せばいいのかわからない」

🙎‍♀️「英語で気の利いたこと言うのって、初対面の人へするのは難しいなあ..」

 

当記事ではカフェやレストランで接客業をしている方に向けて、英語で行う、お客さんとのスモールトーク【小話・雑談】の話題やコツについて紹介しています:)

 

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[最終更新日 2019. 07.16]

 

ワーホリから帰国したバリスタのtabikura(@tabikuralog)です。

 

普段、通勤中に聴いているPodcast"All Ears English" で、「バリスタ・ウェイターの目線から、どういう風にお客さんとスモールトーク【小話・雑談】をすればいいのか」が紹介されていました。

 

AEE 1084: How to Shorten and Lengthen Your Small Talk in English As Needed 

 

ぼくは2年間オーストラリアとニュージーランドで生活をし、カフェでバリスタとして働いていました。

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働き始めた頃は「お客さんと何を話せばいいのだろう」「どうしたら同僚のように話せるのだろう」と悩んだ時期もあったので、とても共感する部分が多い内容でした。

 

そこで、今回は番組で紹介されていた"スモールトークをする方法"に、自分の経験を加えて紹介してみたいと思います。

簡単で使えるフレーズばかりなので、ぜひ参考にしてみてください:)

 

 

1. カフェやレストランの忙しさを把握する

 

If it's very busy, or there's a long line, you have, like a long line of customers, you probably want to keep any comments short and sweet to keep the line moving. Right? So, you can say things like "How are you today?"

  

まずスモールトークに入る前の段階ですが、自分たちのカフェやレストランがどれだけ忙しいのかを把握しましょう。

 

もし自分たちが忙しかったり、お客さんが列を作って待っていたら"How are you?"くらいの手短な話にとどめて、提供を早めるために効率的なオペレーションをする必要があります。

 

それでも、ニュージーランドやオーストラリアではお客さんが列を作ってようがお構いなしに、常連のお客さんとレジの人の話が盛り上がっちゃって、全然進まないなんてことは結構ザラでしたが..。

(そして後ろの人もそんなにイライラせずに待ってるんだからすごいんです)

 

 

2. 観察する、お客さんのタイプを読む

 

To be able to understand what someone is feeling in any given moment, and to know whether it's the right moment to step up and actually have a conversation with them or to leave them alone.

It might be empty in the restaurant, but that doesn't mean that the customer has time.

 

お店が忙しくないからといって、お客さんに話をする時間があるとは限りません。

または、話したくない性格や気分の人もいるでしょう。

 

なのでバリスタは、お客さんは話しかけてもいいタイミングなのか、そっとしておいたほうがいいのかを見極める必要があります。

 

方法としては、"How are you today(今日はどんな感じ)?"と聞いてみるのが良いと思います。

日本では「お元気ですか?」と相手の調子を尋ねる文化はあまりないので、慣れないと「こんなこと聞いて変じゃないだろうか?」なんて思いますよね。

でも英語圏では一般的なことなので、まっっっっったく問題ありません。

 

ぜひ会話のきっかけとして使ってみてください:)

 

そっとしておかれた方が喜ぶタイプのお客さん

・"How are you today?"と聞いたときに"Good."だけで、特に会話をする意思がない

・目が合わない

・急いでいる様子

 

スモールトークで喜んでくれるタイプのお客さん

・"How are you today?"と聞いたときに、"Good! Yourself?"と聞き返してくれたり、"Not bad. I'm off today, so just chilling."みたいに、自分のことを話してくれる

・目がしっかり合う

・体の向きがこちらを向いている人

 

 

3. スモールトークの話題

Based on their response you'll see, like, do they want to keep talking or they're just going to be, like, "Good."

お客さんの反応を見て、会話を続けたそうなら続ければいいし、そうでなければやめても大丈夫です。

何よりも自分がリラックスできないなら無理に続けなくても良いと思います:)

 

お客さんに"What do you recommend?"とオススメを尋ねられたときに使えるフレーズ

・"What are you in the mood for? "で返す

相手が求めているものは"甘いモノ"なのか、それとも"サッパリしたモノ"なのか、どんな気分なのかを尋ねることで、こちらも相手の気分に合ったオススメをしやすくなります。

 

・"I think you should try the ____. It's my favorite."

特に2択で迷ってるお客さんには、自分のお気に入りをオススメしてあげるのも良い手です。

 

・"If you like _____, you should give ______ a try."

例えば「フルーティなコーヒーが好きなら、このエチオピアを試すといいですよ」みたいに使えます。

 

コーヒーやフードの準備をしながら使えるフレーズ

・How's everything with you today?

・How's your day going?

・How's your day so far?

How are youに引き続き、「今日はどんなかんじ?」も積極的に使っていけるフレーズです。

 

朝に使えるフレーズ

・How's your moring been?

・How's your morning today?

早朝に聞くと結構な確率で"Just started."と返ってきます。

"Same here."で返すと少し和んだり。内容なんてわりとどうでも良かったりします。

 

月曜日/金曜日に使えるフレーズ

・How was your weekend?

・Any plans for the weekend?

「週末はどうだった?なんかした?」は月曜日、「週末は何かするの?」は金曜日の鉄板フレーズです。

あなたは?と聞き返されることも多いので、自分のエピソードも準備しておくと良いでしょう:)

 

天気のフレーズ

・I heard it's gonna be rainy tomorrow.

"天気"も万国共通の小話ネタですが、明日は雨らしいよーとか、週末晴れるらしいねー等の"プチお天気情報"を提供すると喜ばれることも多いので、天気は常にチェックしておくとスモールトークのきっかけになるのでオススメです。

 

相手に提供した商品の感想を尋ねるフレーズ

・How did you like the ___?

・What did you think of the ____?

 

例えば、コーヒーの感想を聞きたかったら"What did you think of the coffee? Did you enjoy it?"と聞けます。

もっとシンプルなら"How was the coffee?"でもOK。

良い感想もらえたら"That's glad to hear!"で返せます。

 

まとめ

 

冒頭でも触れたとおり、ぼくは海外のカフェで2年間バリスタとして働きましたが、最初の頃は初対面のネイティブと会話することへの自信のなさから、「質問しても、相手の返事が理解できずに気まずくなったらどうしよう..」という消極的な理由で、お客さんに"How are you?"すら聞けない情けない時期がありました。

 

でも毎日少しずつチャレンジすることでスモールトークに慣れていき、自分のなかのコンフォートゾーンを広げていけたように感じます。

お客さんの反応も少しずつ変わり、接客もそれにあわせてどんどん楽しくなっていきました。

 

また、以前「お客さんと話せるバリスタが良い」とこちらの記事で書いたことがありましたが、最近は考えが変わりました。

 

話したい、繋がりたいはあくまで自分の都合であり、お客さんがそう思っていないのなら、単なる押し付けになってしまうからです。

あえてそっとしておくのも、サービスの一つなんだと思います。

 

お客さんがカフェにくる理由は千差万別、ニーズもそれぞれなので、まずはお客さんに声を掛けて、その反応を見て、相手に合わせたサービスをすることが大切なのかなと感じます。

 

以上、スモールトークのコツでした。

友人にも使える話の振り方なので、ぜひ試してみてくださいね:)

 

ワーホリ帰国後も続いているリスニング勉強法についてはこちらです。 

 

Twitter(@tabikuralog)でも色々つぶやいてます。

 

ニュージーランド・ウェリントンのオススメカフェ【Pour and Twist】にインタビューしてみた

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オーストラリアとニュージーランドバリスタをしていたtabikura(@tabikuralog)です。

 

今回はカフェのインタビュー記事です。

 

ニュージーランドのコーヒー文化はエスプレッソが主流で、コーヒーといえば「フラットホワイト」と答える人も少なくありません。

 

そんな国ニュージーランドで、エスプレッソマシンを置かず、ドリップコーヒーのみで勝負している国内唯一のカフェが、首都ウェリントンにあります。

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多くのカフェでは提供スピードが重視されるウェリントンの街で、"スローコーヒー"を提供する彼らは何者で、彼らの大切にする「過程」とは何なのか?

その素顔と哲学に迫ります。

 

 

まずは軽く自己紹介お願いします!

 

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Elaine(エレイン)

生まれも育ちもウェリントンっ子。

ルーツはマレーシア。グラフィックデザイナーやってたよ。

 

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Zuyi(ズイ)

出身はマレーシアで、5年前にウェリントンに移ったよ。元シェフ。今はコーヒー淹れてるよ。

 

 

コーヒーはどうやってハマったの?

 

f:id:itachaaa167:20181224122049j:plainコーヒーは4年前くらいにハマったかな。でもあのときはコーヒーが好きというか、ただカフェ巡りしてただけだったよね。

 

それで、初めてドリップコーヒーを飲んだのがCustoms(*Wellingtonの人気カフェ)だったよね?まだ彼らがケメックスやV60でコーヒー提供してた頃。

 

Timmy practising for #MICE #chemex

Customs by Coffee Supremeさん(@customsbrews)がシェアした投稿 -

 

f:id:itachaaa167:20181224122052j:plainそうそう。ある日Customsのバリスタがケメックスでドリップコーヒーを淹れているのを見て、『あれはなんだろう』って、すごく気にになってさ、注文してみたんだよ。

 

2人分で$7だったかな、ブラジルの豆のコーヒー。

飲んだ瞬間『わー!こりゃ味がフラットホワイトとは全然違う!』って、もう感動しちゃって。

そこからずっとドリップコーヒーは好きなんだよ。

 

 

お店がオープンしたのはいつ?

 

f:id:itachaaa167:20181224122049j:plainPour and Twistは、2017年7月にスタートしたよ。

 

最初は映画館のフードコートで"お試し"でオープンしてたんだよ。

施設のルールに従わなくちゃいけなかったから、6ヶ月間10-20時まで休みなしで働いてたの。

 

でもそこでは週末とか映画の話題作がでたとき以外はすごく暇だったかな。

 

そしたらある日、お客さんが『空き物件あったよ』って教えてくれて。

で、チェックしてみたらそこがすごく良い場所だったから、移ることに決めたの。

 

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それが今のカフェだよ。

ここは元々車の作業所だったから、改装作業を全部自分たちでして、2018年3月にスタートしたの。

 

ほら、入り口にもわたしのペンキの足跡あるでしょ。笑



 

カフェのコンセプトは何?

 

f:id:itachaaa167:20181224122049j:plain『過程』を楽しんでもらいたいっていうのは、すごくあるの。

 

例えば、お寿司屋さんへ行ったらさ、カウンターでマスターが注文とって、お寿司を握って、提供してくれるでしょ?

あれって、その"過程"が目の前で見れるから、良かったりするんだよね。

 

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それと同じで、カウンターでコーヒー豆を選ぶところから、抽出、提供の、"コーヒーがテーブルにやってくるまでの過程"を含めて、楽しんでほしいっていう想いは強くあるよ。

 

 

f:id:itachaaa167:20181224122052j:plainウェリントンでドリップコーヒーって結構飲まれるけど、ほとんどがバッチブリュー(*コーヒーマシンで作った作り置きのもの)なんだよね。

注文したらすぐに出てくるけど、抽出過程がすっ飛ばされちゃってて、そこを知らない人がすごく多い。

 

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過程を知るべきだとか、マシンで自動的に作るコーヒーが悪いってわけではないんだよ。

でも、お客さんの前でマスターが魚をさばくのを見れるように、その1杯を淹れる過程をお客さんとも共有したいよね。

 

ちなみに、おれは映画を観るときも未だにVHSだし、音楽もカセットテープとかレコードで聴くんだよ。

手間を楽しみたいし、やっぱり"アナログの良さ"っていうのがあるんだよね。

 

全部繋がってるでしょ?笑




コーヒーといえばフラットホワイトのこの街で、“ドリップコーヒー”に注目したきっかけってあったの?

 

f:id:itachaaa167:20181224122049j:plainうん、間違いなくあったよ。

4年前にウェリントンでドリップコーヒーにハマりだした後、仕事の都合で1年半クイーンズタウンに移ったんだよね。

 

で、それからまたウェリントンに帰ってきて本当にビックリした。

昔は色んなカフェでドリップコーヒーをやってたのに、どこのカフェもみーんなドリップコーヒーをやらなくなってたから。

 

そのとき私たちは「誰かのために働くのはやめて、自分たちで何かビジネスを始めよう」って決めてたし、ウェリントンのコーヒー市場に”空き”があるのはわかっていたし、私たちドリップコーヒーが大好きだし。

『じゃあ自分たちで、そこを埋めよう』ってことになったの。

 

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f:id:itachaaa167:20181224122052j:plainそうそう。だからエスプレッソマシンは『置かない』って最初から決めてたかな。

 

だって、それをやっちゃうとただの新しいカフェになるだろうし、NZはエスプレッソの文化だから、それがある限りドリップコーヒーはどうしたってメニューの二番手になっちゃう。

 

だから、ここではドリップコーヒーを主役にしてるんだよ。

 

なかにはメニューを見て、フラットホワイトやカプチーノがなくて帰っちゃう人もいるけど、どんどんお客さんは増えている実感があるよ。

 

 


それにしてもドリップコーヒーを$5で提供するのは安すぎない?

 

f:id:itachaaa167:20181224122052j:plainお客さんにもっと気軽にドリップコーヒーを楽しんでもらいたいという想いもあって、この価格設定にしてるよ。

 

ドリップコーヒーを一杯$8で提供しているカフェを時々見たことあるんだけど、個人的にはやっぱり”高い”って思っちゃう。

『もし、美味しくなかったらどうしよう..』っていうハードルの高さもあるしね。

 

それに、NZの色んなロースターと関係を築けたから、様々な国の豆を違うロースターから仕入れてるよ!

お客さんには気軽にドリップコーヒーにトライしてもらいたいかな。




ドリップコーヒー以外にも何かやってるの?

 

f:id:itachaaa167:20181224122049j:plainやってるよ!

私たちのオリジナルドリンクもすごく人気で、普段コーヒー飲まない人にはオススメだし、本当に気軽に来てほしいな。

 

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Butterfly Watermelon Soda 

 

 

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Orange Choffee

オレンジの皮をドリッパーとして使ってコーヒーを抽出し、それをチョコレートで割ったオリジナルドリンク。

 

 

 

Pour and Twistの情報

 

彼らの店へ行くと、NZのローカルコーヒーロースターの豆選びから始まり、抽出方法も選べます。(V60, エアロプレス、ケメックス、サイフォンなど)

 

コーヒーのことがよくわからなければ、「What do you recommend?(オススメは?)」と尋ねて、自分の飲みたいものを探すところから始めるといいと思います。

とても親切に教えてくれるはずです:)

 

彼らの追求する「Clean Cup(雑味の少ないコーヒー)」を楽しみたければ、V60での抽出をお願いするといいかもしれません。

 

また、小さなスイーツもありますが、朝食・ランチの提供はしていないので、近くのレストランで食事を済ませてから行くことをオススメします。

 

営業時間

【平日】8-17:30

【土日】8:30-17:00

【定休日】火曜日

 

 

Instagram

 

 

 

その他、ウェリントンのコーヒー文化について書いた記事もあります。

オーストラリア・メルボルンとの違いがよくわかります。

 

 

Twitter(@tabikuralog)でも時々コーヒーや英語のことをつぶやいてます。

 

苦労する職場での「価値観の違い」、理解してもらえない「仕事へのこだわり」。その"こだわり"は本当に必要なのか?

 


「仕事へのこだわりが強くて、同僚に理解してもらえない」

「仕事場で同僚と価値観が合わない。理解できない」

 

という人に読んでもらいたい記事です:)


 

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こんにちは。

ニュージーランドウェリントンのカフェでバリスタをしているtabikuraです。

 

オーストラリア、ニュージーランドと海外でバリスタとして働き始めて1年半がたち、

12ヶ所のカフェでの勤務を経験してきました。

 

本当に、様々な国の人々と仕事をしました。 

 

そんな環境のなかで、仕事における「自分のスタイル・らしさ」「仕事へのこだわり」みたいなものが、ぼんやりと見えてきました。

 

しかし、それら「こだわり」は時として、生まれた国も、文化も、価値観も違う同僚には理解されず、ささいな言い合いの原因にもなったりします。

 

 

「なんでわからへんねん」

「そうじゃないやろ」

と最初は腹が立っていましたが、

 

 

最近では「これは重要なことじゃないな」と判断できたことは、「これは自分が好きだからやってる」または「思い切ってやめる」という風に考えるようになりました。

 

すると、同僚とのいざこざも減り、余計なストレスも減りました。

 

仕事にはこだわらなければいけないこと、こだわらなくてもいいことがあります。

今回はその必要/不要の線の引き方を自分の経験からシェアしたいと思います。

 

 

「こだわるべきこと」と「こだわらなくてもいいこと」の線引きはどこ?

 

この"線引き"に対する一つの答えを述べると、

自分の目の前にある仕事が重要であるかどうかは、オーナー(雇用主)や同僚、お客さんがそれを求めているのかどうか、その点だけです。

 

例えば、

"80点の仕事をオーナーや同僚、お客さんが期待している状況で、95点の仕事を提供する"

とします。

 

この"+15点"、一見相手の期待値を大幅に上回っている点で良さそうに見えます。

そこを評価してくれる人もいるでしょう。

 

しかし、80点で本来みんな大満足なわけです。

+15点にかけた「手間」や「時間」は、あってもなくても良い部分なので、「過剰品質」となります。

 

これをカフェの場面で考えると、コーヒーマシン周りがいっつもピカピカでキレイなバリスタがいれば、すこし散らかり気味のバリスタもいます。

 

ぼくは"いつもピカピカでキレイであればあるほど良いに決まっている"という考えですが、

海外のカフェのオーナー、バリスタやお客さんには「ちょっとくらい散らかっていてもOK」なお店はいくらでもあって、ぼくの労力は過剰品質、つまりあってもなくてもいい部分になることがあります。

 

 

「必要」の定義とはなにか?

 

「いやいや、そんなことはない。プロはプロらしくあるべきだし、飲食店にはピカピカな環境が必要だから、みんな努力するべきだ」

と思った方もいるかもしれません。

 

では「そもそも必要の定義とは何なのか」を考えてみます。

 

まず辞書をひいてみました。 

 

必要の意味

なくてはならないこと。どうしてもしなければならないこと。

必要(ひつよう)の意味 - goo国語辞書

 

「なくてはならない」を考えると、足し算、足し算で考えてしまいがちですが、

逆に考えて、「それをしなかったらどうなるか」を考えることで、必要と不必要の線が見えてきます。

 

それをしなかったり、それがなかったりしたときに想定される、目標未達幅やネガティブな事象の深刻さが必要・重要性の指標になります。

 
「カフェのコーヒーマシンまわりがピカピカでなかった場合」をお客さんの立場から考えてみると、例え少しだけ散らかっていたとしても、衛生面で問題がない限りは別に大丈夫だと言う人が大半だと思えます。
 
 

「何を、どこまでするか」は環境によって求められる度合いが違う

 必要・重要性の度合い。
「なにを、どこまでするのか」は、オーナーが掲げるコンセプト/お客さんの期待値によって異なります。
 
つまり、自分が「譲れない」と思っていること、先ほどの"バリスタがコーヒーマシンまわりを常に超キレイにすること"が、ある環境ではオーナーからもお客さんからも80点以上は"必要"とされていないのならば、やっぱりそれは過剰品質になってしまうのです。
 
 
 

それでも「こだわりたいこと」がある場合はまずは"伝える"

「じゃあそういった自分が大切に思っているけれど理解されないことは無駄だからやめるべきなの?」

と言われたら、そういうことでもないと思います。

 

自分が大切だと思っているけれど、周りの人間はそんな気にしてない場合でも、

単純に「その価値に気づいてないだけ」ってこともありますし、

そのちょっとした+αが自分らしさだったりするわけです。

 

なので、まずは自分が大切にしたい考え・価値観をオーナーに伝えましょう。

その話し合いの中で「自分たちは何を、どれだけやるべきなのか」を再確認することができます。

 

言葉にしなければ何も伝わりません。

でも、日本人もニュージーランド人も、相手に自分の考えや価値観を伝えもせずに、怒っちゃう人が多すぎると感じます。

 

ぼくもそういう傾向があるので気をつけているのですが、歩んできた歴史も見てきたものも違う相手に、きっと期待しすぎなんですよね。

 

 

伝えて理解されないなら、「好きだからやっている」と考える

 

伝えて理解してもらえれば一番良いのですが、理解されないこともやっぱりあります。

 

そんなときは「相手にも同じことを期待すること」を諦めます。

 

「こうしてくれたら自分は嬉しい」とか「こうだったらお客さん喜ぶかもね」という風に定期的に伝えたりはしますが、相手が納得しなければ、それ以上しつこく言わないようにしています。

 

そしてその+αが、仕事に支障をきたさない範囲のことならば、「自分が好きだからやっている」と思って、他人にその価値観を押し付けることもなく、たんたんと行えばいいと思うのです。

 

逆に"その+αにこだわること"で仕事を遅らせているのなら、程度を軽くするか、いっそ諦めてしまったほうがいいのではないでしょうか。

 

 

どうしても譲れないのならば、環境を変える

ただし、「自分が絶対に大切だと思うこと」がその職場では「必要ではない」とされていて、どうしても譲れない。ストレスだ!というのなら、その価値観を"必要"としている環境へ移るのも一つの手だと思います。

 

また、「これは絶対にアウト」「仕事としてありえない」というレベルのことは声を大にして言うべきでしょうし、そういった職場はそもそものコンセプト・価値観がよろしくないこともあるので、そういうときは環境を思い切って変えてしまうほうがいいです。

 

 

+αにこだわることよりも大切なことは、ニーズを理解すること?

 

ぼくはコーヒーマシン周りが最低でも80点くらいでキレイじゃないと落ち着かないバリスタですが、

一方で同僚は70点のキレイさでも全然気にせず働いて、そのかわりにお客さんとビックリするほどたくさん話をして、お店のファンになってもらうことを大切にしているバリスタです。

 

そしてお客さんをよりハッピーにしてるのは、コミュニケーションを一番に大切にしている同僚なんですよね。

これは間違いない事実です。

 

つまり+αにこだわることよりももっと大切なことは、雇用主やお客さんが求めているニーズを理解して、そこにもっとフォーカスすることではないのかということです。

 

ニーズのある中に"強いこだわり"を持つことができれば、オーナーも、お客さんも、自分も、みんなハッピーですからね:)

 

 

まとめ  


・仕事にはこだわるべきこと・こだわらなくていいことがある

・「こだわるべきこと」「こだわらなくていいこと」の線引きは周りが"必要"としているかどうか

・"必要"とはそれ以下だと困るけれど、それ以上はいらないこと

・自分が大切だと思うことが職場に"必要"とされていなくても、まずは伝えてみる

・伝えて無理なら、仕事に支障がでない範囲で「自分が好きだから」やるか、諦める

・どうしても譲れないなら環境を変える

・+αにこだわることよりも大切なのは、ニーズを理解し、そこにフォーカスすること


 

 

今回色々と書きましたが、今回の「過剰品質」の話は"実践!タイムマネジメント研修"から引用しました。

 

この本を読んだことで自分の1日の中の"無駄"に気づき、時間の使い方を見つめ直すきっかけになりましたし、

何よりも仕事で生まれる「過剰品質」の話はすごく納得がいきました。

 

「人それぞれ得意・不得意はあるので、お互いカバーできればいいのでは」という意見もあると思いますが、ぼくはニーズを満たしてこそビジネスはまわるのではないかという考えなので、自分の仕事にどれほどのニーズがあるのかを常に考えることは大切だと思います。

 

以下、自分に刺さった文章と本のリンク貼っておきます。

 

過剰品質
相手のために、良かれと思って様々な工夫をするが、それらの工夫が
相手の成果を高めることに役立たなければ
それは客観的には単なる無駄以外の何物でもない

 

創意工夫の努力やプラスアルファを否定しているわけではない。
ただ、的を外したところでプラスアルファを加えても、それは自己満足に過ぎない。

 

そうではなく、仕事の目的や要件、ニーズを的確にとらえて、そこでしっかりと価値を出そうという話。

 

先ほどもお話ししたとおり、自己満足でできることをやるのではなくて、やるべきことをやる。 

 

 

Prime Reading無料で読めたので、Amazonのプライム会員の方はオススメです。

 

 

今日は以上です。

 

 

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