現在メルボルンの2つのローカルレストランで、それぞれウェイターとキッチンハンドの仕事を掛け持ちして働いているtabikuraです。
給料が良いこと、スーパーアニュエーション制度があること、英語環境で働けることがローカルジョブで働くことのメリットだと感じています。
そこで今日は、ぼくがローカルジョブをゲットした方法をシェアします。
ぼくは仕事探しをした2週間で5件のトライアルを受け、結果的に2つのレストランで働くことになりました。
「メルボルンへ到着して、家を決めてから仕事を得るまで」の時間的な流れについては、先日書いた記事が参考になると思います。
ぼくがローカルジョブを手に入れた方法
レストランにレジュメを配り歩く
Gumtree等のネットの求人情報に応募するという方法も試してみたのですが、動かずに待つというのが嫌だったのと、
どんな雰囲気なのか、家からの距離はどうか等、自分で働く店は自分の目で見て決めたいという気持ちがあったので、結局は自分の足で数を稼ぐ方法を選びました。
準備したもの
①レジュメ(職務履歴書)
②簡単な会話ができる程度の英語力
③○○件配るという目標
①レジュメ(職務履歴書)
レジュメ作成に関しては、先代ワーホリの方々がブログ等に残していってくれたものがネット上に沢山あったので、それらを参考にさせてもらいました。
また、"resume restaurant"等でググれば英語のレジュメが沢山見つかるので、自分に合った文章をピックアップするのもオススメです:)
オーストラリアでは何よりも"経験"がものを言うので、自分がしたい仕事の経験があるのなら、しっかりとアピールをしましょう。
ぼくはレストランで働きたかったので、大学時代にバイトで働いたガストのキッチンでの経験と、京都でのバー経験、元消防士で体力があることをアピールしました。
また、"なんでもやります"ではなく、"キッチンハンドやります、ウェイターやります"等と、自分の希望のポジションを明確に伝えたほうが話は進みやすいよ、とレジュメ配り中にオーナーから助言をいただいたことがありました。(それなら今ちょーど探してたんだよ!となるらしいです)
②簡単な会話ができる程度の英語力
「英語力はローカルの仕事をしながら伸ばせる!」と期待している人は考えを改めてください。
英語が話せて当たり前の環境で、英語力がない人に巡ってくるチャンスは多くはありません。
「○○に××と伝えておいて」「これ○○しといて」「○○を冷蔵庫から取ってきて。下の段のどこどこにあるから」のような簡単な指示すら理解できないと仕事にならないからです。
ですので、英語環境のローカル店で働くというのなら、ある程度の英語力は間違いなくいります。
つまり、海外に行ってからでは遅いので、日本にいる間にいかに英語力を伸ばすかがポイントなのです。
「英会話力は会話をすることでしか伸びない」という脳科学的に根拠もあることから、
ぼくは渡航前にオンライン英会話をすることを強くオススメしています。
③○○件配るという数字の目標
仕事探しは本当に気疲れします。
配り歩いても配り歩いても何の音沙汰もないなんてことはざらで、結果がなかなか出ないと不安で気が滅入ってしまいます。
そこで、ぼくはとにかく"決めた数を配って確率を上げること"に集中しました。
「今日は20件レジュメを配る!終わったらカフェに行く」などの目標を立てて、とにかく配る枚数、確率を上げることだけを考えます。
そのほうがずっと気持ち的にも楽ですし、数打ちゃ当たります。絶対に当たります。
仕掛ける時間帯
9〜11時、14時半〜16時半頃(飲食店の例)
レジュメ配りをする上で意識すべきは、必ず相手が忙しくない時間帯に訪問すること。
せっかく訪問しても、相手が忙しければ当然ゆっくり話す時間は取ってもらえません。
「忙しい時間にわざわざ来るやつはぶっとばしたくなるぜ」とうちのレストランのシェフもよく言ってます。
相手をリスペクトする気持ちで、落ち着いた時間帯を選びましょう。
レストランは朝の時間を下準備に使っていることが多いので、話を聞いてもらいやすいかもしれませんよ。
店に入る前に確認すること
① メニューが入り口に張り出されていて見れるなら、その値段を。
② 店の雰囲気。きちんとした英語環境であることが期待できそうか否か。
① 店が提供しているモノの価格には、人件費・土地代・光熱費など、一見客からはハッキリとは見えないものも含まれています。
その料理の値段が低いということは、それに応じて人件費も低く設定されている可能性は高いですよね。(そうでないと利益がでない)
ローカルジョブで高時給にこだわるなら、極端に価格の低い店は避けたほうがいいと思います。
② 雰囲気に関しては言葉で説明するのは難しいのですが、清潔感があって、いいな!働きたいな!という空気感のお店は、経験上、高時給である可能性が高いです。
店に入ってからすること
上記の条件を満たしていたら、いよいよ店に入ってみましょう。
だいたい店員が「Hi」と挨拶してくれるので、「Hey How are you?」と笑顔で返し、「I'm looking for a job now. I'd like to talk to a manager.」と伝えます。
マネージャーがいて手が空いているならば呼んでもらえるし、今は不在なんだと言われれば「Could you please give this resume to your manager for me?」と伝えて店を出れば完璧です。
では、マネージャーが出て来てくれたら。
自分から握手を求め、目を見てしっかり挨拶をし、「I'm looking for a job. I'd like to work as ○○. I have 3years experience in ○○. 」と自分の希望のポジションと経験を伝えます。
あとは適当にいついつから働けるよーとか、しばらくはメルボルンにおるよーとか、最近忙しい?とか、話をすればなお良いです。
一度ぼくのレジュメを眺めていたマネージャーが「Oh! You were a firefighter!(消防士だったんだ!)」と食いついたときに、「Yeah! I can also put out the fire.(うん、火も消せるよ)」と付け加えて言ったらえらいウケたので、印象を残すべく、もはや決め台詞にしてました。
また"人は第一印象が9割"ともいうので、ここでの対応は本当に大切。
しっかり大きな声で、相手の目を見て、仕事できまっせ〜という雰囲気で接しましょう。
用事が終わったら、Thank you for taking your time! See you later!! と言って、店を出て、次を目指す...
以上、繰り返しです。
諦めずに続けられるかが鍵
ぼくは仕事を得るまでにレジュメは50枚ほど配りましたが、実際に渡り歩いたレストランの件数は倍以上です。
"仕事が見つからない"="お金がなくなる"="ワーホリ終了"という焦りと不安から、一度キッチンハンドを募集しているジャパレスに、どんなもんか覗きに行ったこともありました。
ポテサラをつまみにビール飲みながら、従業員同士がずっと日本語で話している様子をカウンター越しに見て、懐かしさと安心感を感じつつも、ここに落ち着くべきではないと思いました。
京都のカフェバーで英語を使いながら働いた経験をしたことで、
メルボルンでは次のステップに進もうと決めていたからです。
その後、気を引き締めてレジュメを配り続けた結果、仕事にありつくことができました。
「以前ここで働いてた日本人がマジメだったから、日本人は好きだ」という理由でトライアルのチャンスをくれたオーナーがいて、前の日本人に感謝したこともあったので、本当に何があるか分かりません。
ローカルジョブにこだわる人は、諦めずに、頑張ってほしいと思います。
ただ、経験がないというのは本当にシビアで、なかなか雇ってもらえないと思うので、割り切って最初はジャパレスで働く!と考えるのもいいかもしれません。
("オーストラリアでの職務経験が有り"となると、一気に次の仕事探しも楽になる。)
それでは、今日はこのへんで!
働く側からの目線で、うまくいってる人の特徴も書いてみました。
ぼくがバリスタになった方法も書いてます。
Twitter(@tabikuralog)では、ワーホリ生活の日常をつぶやいてます。